ローヤルゼリーとプロポリス
ローヤルゼリーとプロポリスはよくセットのように販売されています。
ローヤルゼリーのあるところには必ずプロポリスがありますね。
そのためこの2つが同じだと思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、2つの違いをお話してみたいと思います。
まずローヤルゼリーですが、
ローヤルゼリーとは名前の通り女王蜂のみが食べられる高級食なのですが、
働き蜂が花粉やハチミツを食べて、体内で分解・合成してから分泌する物質で、
その物質を「王台」と呼ばれるところに溜めていきます。
その王台と呼ばれるところに浮かんでいる幼虫がいるのですが、
これば女王蜂となる幼虫です。
女王蜂の幼虫は生まれたときから、このローヤルゼリーのみ食べて育ちます。
成分に無駄なものがないと言われていますので、女王蜂はフンもしないと言われています。
体の大きさも働き蜂に比べて2倍~3倍も大きく、寿命も20~30倍にもなると言われています。
ローヤルゼリーには40種類以上の成分が含まれ、まだ発見されていない成分も含めると
60種類以上になるのではないかと言われています。
美容や健康のみならず、心の健康にも良いとされ、大変貴重な物として扱っている地域もあるそうです。
一方、プロポリスとはローヤルゼリーとは全く違うもので、
ミツバチが敵の侵入を防ぐために植物の新芽や樹皮の皮の裂け目から出る樹液を集めて、
これをミツバチの唾液と混ぜ合わせます。
すると、とても粘着力のある固形物になります。
これをプロポリスというのですが、ミツバチが様々な外敵から身を守るためになくてはならないものです。
プロポリスとは「天然の防衛物質」なのです。
プロポリスには約200種類以上もの成分が含まれていますが、
その中の「フラボノイド」という成分は植物が病気や紫外線などの、様々な外敵から身を守るための
役割があります。
そして、それらを食べて生きていく動物や昆虫の生命食ともなる貴重な成分だと言われています。
ローヤルゼリーとプロポリスの違いはご理解いただけましたでしょうか。
ローヤルゼリーは若々しさの秘訣などともいわれ、全体の栄養補給と心と体の健康を維持するのに役立ってくれます。
一方、プロポリスは「天然の防衛物質」と言われるように、ミツバチが様々な外敵から身を守るパワーで、私たちの負けない力を支えてくれると言われています。
口内炎から、胃炎、抗がん作用にいたるまで幅広い抗炎症作用が期待できます。
プロポリスもローヤルゼリーもインフルエンザ予防薬として優秀です。
同じ蜂から分泌されているものなのに、全く違うものに変化しています。
そう思うと、ミツバチの力は本当にすごいですね。
どちらも、人体にとってはとても必要なものです。
適量を守って摂取すれば、私たちの健康維持に役立つのではないでしょうか。
他にも体に良い物としては、青汁や、高麗人参などがあります。
青汁については、長寿についてのサイトや青汁のサイトなどが参考になると思います。